2021年10月26日
長引くマスク生活で、肌の不調や年齢サインの目立ちを感じている人は多いよう。マスクの影響に加えて乾燥が厳しいシーズンは、肌状態がどん底に陥りがち。そこで今回は、コロナ禍で続くマスク生活と秋冬の乾燥を乗り越えるための、スキンケアポイントを3つご紹介します。
マスク生活が続き、肌に赤みが出る、鼻の頭の皮がむける、吹き出物やニキビができる、メイクのりが悪くなる、乾燥がひどくなる、シワが増えた気がする……など、肌トラブルが出やすくなっていませんか?
その主な原因は、次の4つ。気づきにくいけれど、マスクをしているだけでこんなに肌に悪影響があるのです。
マスクをしていると、マスク内に呼気が充満し肌がふやけます。ふやけた肌は、角層に隙間ができている状態。お風呂上がりの肌が保湿しないと乾燥するように、マスクを外すときにも肌から水分が抜け出ていってしまうのです。
肌がふやけると、摩擦ダメージも受けやすくなります。マスクによる摩擦で肌が傷つき、バリア機能が低下することが、マスク荒れの1つの原因です。
マスク着用時は、マスク内の温度が上昇します。季節の変わり目に肌トラブルが増えるのと同じで、マスク内の温度変化によっても肌のバリア機能がうまくはたらかず、揺らぎやすくなってしまうのです。
雑菌は皮脂や汗、高い温度が大好物! まさにマスク内は、雑菌にとって最高の環境です。マスク着用によりニキビや吹き出物ができやすくなるのは、無理もないでしょう。
マスク着用は、肌にさまざまな悪影響をもたらします。こんな状態が毎日続いているので、肌がどんどん乾燥して小じわなどの年齢サインが目立ってきたり、肌トラブルが増えたりしてしまいます。秋冬の乾燥が加わって、ますますコンディションが悪くなってしまう前に、スキンケアを見直してみましょう。
マスクの悪影響で肌がダメージを受けている上に、秋冬の乾燥までもが襲ってくると、肌はいよいよ悲鳴を上げ出すかもしれません。でも、適切なスキンケアをすれば、肌は応えてくれるので安心して。マスク×乾燥ダメージの解決法は3つ。次のお手入れを続けてみましょう!
マスク内では雑菌が繁殖しがち。とくにニキビや吹き出物で悩んでいる方は、家に帰ったらすぐに洗顔をするようにしましょう。雑菌や汗、酸化した皮脂、メイク、汚れを顔に長時間のせておかないことが、美肌への近道です。
マスクをしていると肌が蒸れるので、肌がうるおっていると勘違いしてしまいがち。しかし、マスク内は水分が蒸発しやすくなっています。化粧水と美容液だけのような、水溶性の成分に偏ったスキンケアではなく、美容オイルを活用してバリア機能をサポートしましょう。植物オイルなら、植物のもつさまざまな美容成分もチャージすることができ、エイジングケアも叶います。
マスクを外したときに、肌から水分が蒸発しがち。ミストタイプのものでメイクの上から保湿する方もいますが、水分だけを補ってもすぐに蒸発してしまいます。
マスクを外したら、皮脂や汗をティッシュオフしたあと、1~2滴のオイルを手のひらに広げて、肌を覆うようにやさしくなじませましょう。その上から、ファンデーションや仕上げパウダーをのせれば、メイクもキレイに直せます。
マスクを外す度にオイルをプラスするのは面倒でも、メイク直しのときにはぜひ取り入れてみて。持ち運びやすい大きさ、軽さのものをバッグに入れておくのがおすすめです。
マスクの日々は、まだまだ続きそう……。「マスクで肌を隠せるからいいか」ではなく、ためらわずにマスクを外せる肌をキープできるよう、ご紹介したスキンケアポイントを参考にしてみてくださいね!
美容家・ライター。『美的』、『VOCE』などの媒体で執筆経験を積み、美容コラムや化粧品パンフレットやタブロイドのコピーを多数手がける。その他、美容イベント企画、出演なども。
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